肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれるくらい、症状が出にくことが、ある意味特徴だと思います。
また、個人差もあるのが厄介かもしれません。
私の祖父は肝臓を患って亡くなりましたが、肝臓の病気の特徴である「疲れやすい、だるい、食欲がなくなる」という症状が全く出ずに、一家の中で一番元気で一番活動的で一番食欲のある人が、いきなり腹水がたまり、黄疸で目が黄色くなって、初めて肝臓病を患っていることに気付きました。
私の祖父のような人もいますから、肝臓がんになれば必ず誰にでも当てはまる、とは断言できませんが、肝臓癌の症状として、出やすいと言われ、個人的に一番わかりやすいのは、肝臓の病気の特徴の「疲れやすい、だるい(倦怠感)、食欲がなくなる」という症状だと思います。
肝臓癌になった人が知り合いにいましたが、「とにかく体がだるくて、動きたくない、年を取って、怠け者になってしまったのか」と思っていたら、検査をしてみたら肝臓癌だった、という人がいました。
よくよく話を聞いてみると、「そういえば食欲はなかったが、年のせいかと思っていた。」とか、肝臓癌特有の「だるくて動きたくない」という倦怠感も、年のせいで気力がなくなって怠け者になった、という風に、すべて年のせい、気持ちのせいにしてしまって、見過ごしていた人がいました。
他にも下痢や便秘、貧血などがありますが、これも意外と見過ごしやすいかと思います。
腹水、黄疸、吐血、下血まで症状が進めけば、誰でもおかしいと気付きますが、できればこの段階になる前に、「いつもと違う症状が出たら検査をしてみる」という習慣を身に付けておくと良いと思います。